2017年6月3日(土)にふくしま山車(だし)祭りを見に行ってきました。
国道13号に集まった総勢20台以上の山車は壮観でした!今回はこのふくしま山車祭りについて書きたいと思います。福島の魅力が少しでも伝われば幸いです。
「ふくしま山車祭」は10周年の歴史のあるお祭り!
2017年の6月3日に福島県で「ふくしま山車祭」が開催されました。
丁度、福島に行く機会があったので見に行きました。
実は今回行われた山車祭りは今回で10回目で10年前から開催しているようです。
山車(だし)とは、祭礼のときに、神の降りる「依り代」として小さな山を作っていたものが発展し、移動可能な車となったということで山車と言うことのようです。
関西では壇尻(だんじり)とも呼ばれ、だんじり祭りと言えば有名ですね。
このお祭りの目的は様々で
- 地元の子どもたちに山車の魅力を知ってもらおう
- 地域の絆をさらに強めたい
- 地域の伝統を次の世代に繋ごう
ということですが、10回目を迎える今年は県内だけではなく、県外からも沢山の観光客が集まるイベントになっていました。
今回の山車祭りを盛り上げるため特別出演として、
飯坂けんか祭り実行委員会と盛岡さんさ踊り実行委員会を含め、県北地方を中心とした24団体が参加しました。
「ふくしま山車祭」のため福島駅付近の道路は交通規制を実施
今回のお祭りの開催のため、福島駅付近の道路は交通規制を実施しました。
山車祭りの会場となる13号国道と駅前通りが午後5時から同9時半まで、それぞれ交通規制されました。
13号国道と駅前通りは、市内の主要な道路ですが、17時には完全に車が入れないように封鎖していました。
17時から続々と山車が会場のへ集まる
山車祭りのスケジュールは、
- 13:00 参加山車集合開始
- 17:00 参加山車、国道13号へ入場開始
- 17:40 開会式・スタート
- 20:30 ふくしま山車祭り終了
となっています。
当日17:00を過ぎるころには、少しずつ山車が集まり始めました。
13号国道は山車で埋まり、沿道にはお祭りの参加者で賑わい始めていました。到着した山車から掛け声を出しながら道をねり歩いていました。
丁度この時間にはもう出店も始まっていたので、出店が集まるエリアも活気がでていましたね。
お祭りの開始前のそわそわした雰囲気は、これから祭りが始まるんだー!となんだかワクワクしてきます。
近くからみる山車の迫力はすごいです。夜になったら山車に取り付けてある沢山の提灯が光さらに非日常感を高めてくれます。
17:40いよいよお祭り開始!
少し暗くなり始めてきたかな?という頃の17:40に待ちに待ったお祭りのスタートです。
県北地方を中心とした24団体の山車(神輿も混じる)が13号国道を威勢の良い声を掛けながらねり歩きます。
どの山車も他に負けないように大きな声を上げていて、お祭り会場は熱気がすごかったですね!
また、特別出演の盛岡さんさ踊りは非常に注目度が高かったです。
踊り子の衣装も綺麗な着物で、踊り自体比較的激しくて観客も見とれていました。観戦していた人たちのカメラもさんさ踊りの時が一番多かったように感じましたね。
「さんさ、さんさ」と歌いながら演奏と踊りを行うこのさんさ踊りは、太鼓、笛、踊りの3パートからの構成ですが、パレード参加人数に比例して太鼓の絶対数が多いのが特徴で、「日本一の太鼓パレード」とも呼ばれているようです。「盛岡さんさまつり」は東北五大夏祭りとも呼ばれているそうです。
是非、盛岡行った際には、「盛岡さんさまつり」を見てみたいですね。この日は、一部のメンバーが駆けつけてきていたようで、まだまだ小さい規模の踊りだったようです。それでも50人ほどの大人数でした。
日が沈み暗くなってからが、山車祭りの本番!
19時頃になると、空は暗くなり山車に取り付けている提灯も灯りはじめ、夏祭り本番って雰囲気に一気になってきました。
観客もお酒を飲んでいる人が周りにちらほら見え始め、会場の皆さんお祭りの雰囲気に酔いしれていました(笑)。
やはり、提灯が灯ってくると綺麗ですね。
スマホで撮影したので、暗くなってからは写りが悪くて見ずらいですが、女性も山車に登り男性に負けないぐらい声を出していましたね。むしろ男性よりも威勢がいいぐらい。
あたりが真っ暗になった頃にもう一つの特別出演の「飯坂けんか祭り」のけんか神輿の出し物もありました。
これは、神輿と神輿をぶつけあって、神輿の中で叩いている太鼓が鳴りやむと負けのようなことを実行委員の方が解説していました。
けんか神輿というと、言葉はよく聞くので知っていましたが実際は今回初めて見ました。
まず向かい合った二つの神輿。勢いを付けてぶつけ合います。
神輿同士ぶつかった後はお互い押し合い神輿がせり上がっていきます。
神輿の中の人はどうやって太鼓を叩いているんだろうというぐらい凄かったです。
こんなに神輿が傾いてもどちらの神輿の太鼓も鳴りやみません。
会場も、「おー!」という歓声があちらこちらから上がっていました。
お祭りを堪能してひと休み
けんか祭りを堪能した後は、複数ある出店エリアで小腹を満たしつつお祭りの気分を味わっていました。
今まで東北はお祭りの印象が強かったのですが、実際お祭りを見てみるとイメージ通りでした。
お祭りにかける情熱の強さが今回身に沁みました。
機会があれば、東北のお祭り巡りもやってみたいと思いました!