こんにちは、なるりです。
TradePlanとTradeCheckの次回アップデートは、10月上旬の公開を目標に準備しています。今回は、文章だけの変更予定ではなく、iPhoneシミュレータ上で新しい操作を一つずつ確認しながら、計画、エントリー前確認、保有中のロット変更、決済、レビューまでの流れを整理しています。
この記事では、実際の口座情報や実取引履歴を使わず、検証用に用意した合成データだけで撮影した画面を使って、主な変更点を詳しく紹介します。
今回のアップデートで確認すること
- TradeCheck:保有ロット、追加ロット、部分決済、獲得pipsの自動計算、勝ちトレードのレビュー
- TradePlan:通貨ペアの編集、過去メモ、TradeCheckへ進む連携入口
- 連携:計画と取引エピソードを混ぜずに、同じ通貨ペアの状態を行き来して確認する流れ
合成データには、GBPJPY、USDJPY、AUDUSDなどのサンプル通貨ペアと、検証用のメモ・ロット数・価格だけを使用しています。個人名、口座番号、実際の取引業者情報、個人を特定できる写真は含めていません。
3画面で見る、計画から振り返りまでの流れ

TradePlanで計画を整理し、TradeCheckで保有中の変化を記録して、決済後に振り返る。下の3画面は、その流れを確認したシミュレータの画面です。各操作は、このあと画面ごとに紹介します。
TradeCheck:保有中のロットを見える化

保有中の画面では、現在の状態、方向、保有ロット、保有通貨数をまとめて確認できます。検証画面では1.7ロット、17,000通貨を表示しています。仕様上は1ロットを10,000通貨として、0.1ロット単位で数量を扱います。
重要なのは、保有中の数量を後から書き換えるだけにしないことです。追加、部分決済、完全決済をそれぞれ一つの履歴として残し、数量が変わった理由や、そのときの判断を後から追えるようにします。これにより「最初に何ロット持ったか」だけでなく、「どの時点で増やしたか、減らしたか」まで振り返れます。
追加ロット:数量と判断を同時に記録

追加ロットでは、追加する数量を0.1ロット単位で入力し、約定価格と理由を残します。たとえば「上位足の条件が揃った」「分割して入る予定だった」など、追加した根拠をメモとして保存できます。
画像を追加した場合も、その追加取引の記録に紐付きます。後からチャートや状況を見返したいときに、保有中の記録全体を探し回らず、数量が変わったタイミングから確認できます。
部分決済:残ったポジションを明確にする

部分決済では、現在の保有量を確認しながら決済するロットを指定します。0.1ロット単位なので、1.7ロットのうち0.3ロットだけ決済する、といった操作を記録できます。決済後は残りのロット数が次の状態に引き継がれ、途中で記録が途切れません。
部分決済時のメモには「リスクを落とした」「目標到達分だけ確定した」「相場環境が変わった」など、その判断を書けます。写真も同じタイミングの記録として追加できます。
pips自動計算:通貨ペアごとの価格差に対応
追加取引や決済を登録するときは、約定価格と決済価格から獲得pipsを自動計算します。売買方向と価格の差をもとに計算するため、ロングとショートの向きを考慮できます。
ドル円やクロス円だけでなく、EUR/CHF、AUD/USD、EUR/AUDのようなその他のクロス通貨も対象にします。通貨ペアの小数点桁数に合わせてpip幅を扱い、手動で修正したい場合は自動計算を切り替えられる設計です。
複数回の追加や部分決済がある場合は、取引全体を一つの数字に潰さず、各イベントのpipsと数量を履歴として残します。最終的な振り返りでは、どの数量をどの価格で決済したかが分かることを優先します。
決済後のレビュー:勝ちパターンも残す

これまでの振り返りは負け原因に意識が向きやすい設計でした。今回の検証では、決済時に勝ち・負け・建値を選択し、その結果に合わせて表示するタグを切り替えます。
勝ちトレードでは「計画どおり利確」「ロット管理」「根拠が明確」「エントリーを待てた」など、再現したい行動を記録できます。負けトレードでは従来の負け原因タグを使い、ルールを守れたか、どのルールを見直すかも残します。
勝ちか負けかを選ぶだけで終わらず、決済時のメモ、重要だったルール、次回の注意まで一つのレビューとして保存することで、勝ちパターンの再現性を高める材料にします。
TradePlan:ペア編集と過去メモ

TradePlanは「この通貨ペアをどう見るか」を整理する場所です。ペア編集では、通貨ペア、時間足ごとの目線、日足フェーズ、計画メモを編集できます。保存した内容は過去メモとして残るため、現在の考えと以前の考えを比較できます。
「メモから目線・日足フェーズをAI解析」ボタンは、何が自動設定されるのか分かる名前に変更しています。AIの候補をそのまま確定するのではなく、内容を確認してから採用できるようにすることを前提にしています。
入力中に誤って文字を消した場合はUndo、戻した操作をやり直す場合はRedoを使えます。これはTradeCheckのルールやチェックリストだけでなく、TradePlanのペア編集でも同じ考え方で使えるようにしています。
連携の使い方を一つの流れで確認

- TradePlanで通貨ペア、方向、時間足、メモを整理する。
- ペア編集画面の連携入口からTradeCheckのエントリー前確認を開始する。
- TradeCheckでルールとチェックリストを確認し、確認中の状態を残す。
- 保有中になったら保有ロットを登録する。
- 追加ロット、部分決済、完全決済を、それぞれメモや写真付きで記録する。
- 決済後に勝ち・負け・建値と原因タグを選び、レビューを保存する。
- TradePlanへ戻り、連携状態と次に確認するシナリオを整理する。
TradeCheckで単独作成した取引も、後からTradePlanの既存ペアへ紐付けられるようにします。紐付け前はTradeCheck単独の取引として保持し、紐付け後にTradePlanの計画と関連付けます。連携を解除しても取引履歴を削除せず、元のセクションや単独記録に戻せることを重視します。
今回の検証で大切にしたこと
- 保有ロットを後から登録できること
- 追加、部分決済、完全決済の区別が画面上で分かること
- ロットが変化したタイミングにメモと画像を残せること
- クロス円とその他のクロス通貨でpips計算の考え方が崩れないこと
- 勝ちトレードにも、再現したい理由を記録できること
- TradePlanの計画メモとTradeCheckの実行メモを混ぜずに行き来できること
- スクリーンショットに個人情報や実データを含めないこと
画像はXcode/CoreSimulatorで確認した検証画面を切り出したものです。今回の画面確認では、iCloudの実機同期や実際の写真選択、App Store審査環境までを検証したものではありません。公開前にはTestFlightで実機操作を確認し、保存や画像表示を含めて最終確認を行います。
10月上旬の公開を目標に準備中
今回のアップデートでは、機能を増やすことだけでなく、計画、実行、途中経過、振り返りを同じ取引の流れとして理解できることを目指しています。
TradePlanは「どう狙うか」を整理し、TradeCheckは「実行してよいか」「保有中に何が変わったか」「結果から何を再現するか」を記録する場所です。二つのアプリを行き来しても、計画と実行の記録が迷子にならないように整えています。
公開時期はAppleの審査状況によって前後する可能性がありますが、10月上旬の公開を目標に準備を進めています。アップデートの準備が整い次第、公開内容と使い方を改めてお知らせします。

