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便利でよく使っているけど、コピー機についてはよく知らない【コピー機(複写機)の基本の仕組み】

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コピーを取ろう!・・・だけど、どうやってコピー機は印刷しているの??

こんにちは、なるりです。世の中の学生の強い味方…それはコピー機ですよね。社会人になっても、様々な資料を印刷して整理したりすることが増え、より切っては切り離せない存在になるコピー機。

実は僕も、学生時代には大変お世話になっておりました。特に、テスト前の講義のプリントやノートなど(笑)

しかしながら、コピー機はなぜ印刷できるのか知っている人はあまり居ないのではないでしょうか?(勿論、知らなくても問題なく使えますけどね…笑)そこで今回、とても便利だけどよく知らないプリンタについて記事をまとめてみたいと思います。

 

レーザースキャナ方式のコピー機

一般的によく目にするコピー機、それはレーザースキャナが搭載されている方式のコピー機ですね。このタイプは、一般的に電子写真方式と呼ばれるプリントを行っています。

それでは、仕組みについて説明を行って行きましょう。まずは、以下の図で順番に手順を見てみましょう。

①帯電

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初めに感光ドラムという円筒上の部品の表面にマイナスの静電気を帯びさせます。

このとき、感光ドラムには満遍なく静電気が帯電されることになります。

 

 

②感光

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感光ドラムに絵柄通りにレーザー光を照射します。

「①の帯電」により帯びていた静電気はレーザが照射された場所以外に残る形になります。

この時のレーザー光は、コピーする物体の形状に合わせ、感光ドラム上をなぞる様に光を当てていきます。(この操作を走査または、スキャンと呼ぶ)

 

 

③現像

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粒上のインク(一般的にトナーと呼ばれる)を感光ドラムに近づけると静電気の無い部分だけにトナーが吸着します。

つまり、スキャンしたときに模様や、形が無い部分にはトナーが付きません。その結果、紙に印刷する際にインクが付かない場所になります。

 

④転写

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ここまで来てやっと、トナーを印刷用紙に写す(転写)を行います。

トナーを紙にくっつける作業を行うため、模様以外の場所にトナーが付いていた場合、汚れたり意図しない場所にトナーがついてしまいます。

 

この部分には、各社のコピー機で工夫がなされていて、キレイに印刷用紙にトナーを付けることができます。

⑤定着

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「④転写」によって印刷用紙にトナーを吸着させることができましたが、トナーが取れないように、熱と圧力を加えて、トナーを紙に定着(完全にトナーが紙に吸着)させます。

 

 

 

プリントの「版」のイメージ

コピー機で印刷するためには、イメージとしてはプリントの版を作成することがポイントになります。例えば版画のように、版に着色料を塗って紙に押し付けることを思い浮かべて頂けると分かりやすいでしょうか。

実際の仕組みとしては、「①帯電」で静電気を帯びさせた感光ドラムに、レーザー光によって微細な点(画素)で「②感光」させて版を描きます。これがレーザースキャナーの役割となります。よく間違えられるのですが、、「画を写し取る」ということで使われるスキャナーとは違います。

なぞるように点を描くことを「スキャン(走査)する」というので、なぞるように光で原稿を読み取る装置と同じく「スキャナー」と呼ばれます。

文字や写真など絵柄のデータを光のON/OFF情報に変換して、レーザー光をコントロールし、レーザー光を当てる(感光させる)と、その部分だけにトナーが付きます(③現像)。

それを紙に「④転写」「⑤定着」させるという仕組みです。

 

仕組みは複雑…でも、イメージは簡単

いかがだったでしょうか。電子的に「版画」の版を作るということがポイントでしたね。仕組みは複雑ですけど、実際やりたいこと自体は非常にシンプルなので、イメージはできたのではないでしょうか。

少し技術的な説明になってしまいました。頭がこんがらがってしまった人もいらっしゃると思います。気になる部分がありましたら、コメント頂ければ、説明は改善していきたいと思います!

普段何気に使っているコピー機も、仕組みが分かるとなんかしっくりくる感じがありますよね(^^)/

 

今回は、コピー機の仕組みを掲載させて頂きました。
今回参考にさせて頂いたサイトは、CANONの公式サイトの技術紹介のページでした。
キヤノンサイエンスラボ 光って何?(第3章 光をりようする)

コピー機の仕組みについて、動画で分かりやすく説明もされているので興味がある方は参照してみてください。

次回は、レーザースキャナーユニットの仕組みにスポットを当ててみたいと思います♪ それでは、最後までお付き合いありがとうございました!




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