こんにちは、なるりです。
旅行や散歩に持っていくカメラは、できれば軽くしたい。でも、夕方や室内で撮った写真がブレると、「もう少し撮りやすいカメラだったら」と気になることもありますよね。
キヤノンから発表されたEOS R8 Mark IIは、そんな持ち歩きやすさと手持ち撮影のバランスが気になる一台です。初代EOS R8と画素数は同じですが、ボディー内手ブレ補正や、ピントを合わせる位置を動かすための操作部が加わりました。
新型を待つか、価格を見ながらR8を選ぶか。すでにR8を使っているなら、買い替えるほどの違いがあるのか。今回は公式仕様をもとに、撮りたい場面に置き換えながら整理してみます。
情報確認日:2026年9月18日。発売前の公式仕様に基づく比較で、実機を使用したレビューではありません。
EOS R8 Mark IIはいつ発売?価格と予約情報
EOS R8 Mark IIは2026年10月29日発売予定です。キヤノンオンラインショップは、9月18日午前10時を予約開始日時として案内しています。予約できることと発売日に届くことは別なので、購入時には納期も確認しておきたいですね。
ボディー単体のキヤノンオンラインショップ掲載価格は275,000円(税込)から。R8は242,000円(税込)からで、掲載価格同士の差は33,000円です。ただし、これはメーカー希望小売価格や最安値の比較ではありません。販売店の価格、クーポン、付属品によって実際の差額は変わります。
出典:EOS R8 Mark II公式製品ページ、キヤノン公式ショップの予約案内、EOS R8公式製品ページ
EOS R8 Mark IIとR8の違いを比較
まずは、選ぶときに気になる項目を並べます。数字が大きいほうを選ぶというより、普段の撮影で使う機能が増えているかを見ると判断しやすくなります。
| 比較項目 | EOS R8 Mark II | EOS R8 |
|---|---|---|
| 有効画素数 | 最大約2420万画素 | 最大約2420万画素 |
| ボディー内手ブレ補正 | 搭載・5軸補正 | 非搭載 |
| マルチコントローラー | 搭載 | 非搭載 |
| 登録人物優先 | 搭載 | 非搭載 |
| 電子シャッターの連写 | 最高約40コマ/秒 | 最高約40コマ/秒 |
| 4K動画 | 最高60p | 最高60p |
| 重さ | 約546g | 約461g |
| 公式ショップのボディー価格 | 275,000円(税込)から | 242,000円(税込)から |
重さはバッテリー・カードを含み、レンズを除きます。画素数・連写速度・動画には設定や使用条件による制限があります。価格は情報確認日時点の掲載値です。
画素数や4K60pへの対応だけを見ると、R8にも共通する部分があります。一方、撮影中の操作や手持ち撮影を支える機能には違いがあります。「画素数が同じだから画質も完全に同じ」とまでは言えませんが、画素数の増加を目的とする買い替えではないことは押さえておきたいところです。
比較元:EOS R8 Mark IIの公式仕様、EOS R8の公式仕様
手ブレ補正が加わると、どんな撮影で助かる?
今回、私がいちばん注目したいのはボディー内手ブレ補正です。IBISとも呼ばれ、カメラ内部の撮像センサーを動かして、手の揺れによるブレを抑える仕組みです。
たとえば、夕方の街並みや室内の小物など、被写体があまり動かない場面。明るさを確保するためにシャッター速度を遅くしたいとき、手ブレを抑える助けになります。三脚を持ち歩きにくい散歩や旅行では、こうした違いが選ぶ理由になりそうです。
キヤノンが案内する補正効果は最大で中央7.5段・周辺7.0段。ただし、どのレンズでも常に同じ効果になるわけではありません。この値はRF24-105mm F2.8 L IS USM Zの105mm側を使用した、静止画・電子シャッターなどの所定条件で測定されています。
また、R8にボディー内手ブレ補正がなくても、手ブレ補正付きレンズを使う選択肢はあります。現在使っているレンズと組み合わせて考えることが大切です。
子どもや動物の「動きによるブレ」は別の話
ここは少し紛らわしいのですが、手ブレ補正は、走っている子どもや動物の動きを止める機能ではありません。カメラが揺れる「手ブレ」と、被写体が動く「被写体ブレ」は原因が違います。
動くものがブレて困っているなら、先にシャッター速度を見直したほうが解決に近づく場合もあります。設定がまだ難しく感じる方は、絞り・シャッター速度・ISOの役割と決める順番も参考にしてみてください。
ピント合わせの操作と人物の追いかけ方も変わる
ファインダーをのぞいたまま、ピント位置を動かしたいとき
EOS R8 Mark IIには、背面の親指で操作するマルチコントローラーが追加されています。小さなジョイスティックのような操作部で、AF、つまり自動でピントを合わせる位置を動かせます。
人物の目に合わせたいときや、画面の端に置いた小物を撮りたいときなど、構図を見ながら位置を変える操作に使います。タッチ操作で十分という方もいるので、ここは店頭で自分の指が自然に届くかを試したい部分ですね。
複数人の中から、撮りたい人を優先する
登録人物優先は、あらかじめ登録した人物を優先して検出する機能です。たとえば集合場面で、撮りたい家族がほかの人と並ぶときの補助として考えられます。
ただし、顔の明るさや向き、遮られ方によって検出性能は変わります。「登録すれば必ずピントが合う」という機能ではないので、実際の撮影ではピントの確認も必要です。
出典:キヤノン公式「小型・軽量/操作性」、「高精度AF・高速ドライブ」
軽さ・予算・買い替えで迷ったら
持ち歩く軽さを最優先するならR8も候補
同じ条件で比べると、R8 Mark IIはR8より85g重くなっています。機能が加わった分をどう感じるかは、人によって違うと思います。
カメラはレンズを付けて使うので、本体の重さだけでは決めにくいもの。バッグに入れたときの大きさや、よく使うレンズを含めた重さまで考えておくと、購入後の「持って出るのが面倒」を減らせそうです。
初めてフルサイズを買うなら、レンズ込みの予算で考える
本体だけに予算を使い切るより、「何を撮りたいか」に合ったレンズまで含めて考えたいですね。ボディー単体には撮影用レンズは付いていません。
新型の手ブレ補正を活かしたいならR8 Mark II。補正付きレンズを中心に使い、本体の軽さや購入費を優先するならR8、という見方ができます。R8が必ず安く買えるとは限らないため、同じ販売店・保証条件・付属品で総額を比較してみてください。
R8からの買い替えは「いま困っていること」が基準
- 静止した被写体の手持ち撮影で、手ブレに困っている。
- ファインダーをのぞいたまま、ピント位置を操作しやすくしたい。
- 複数人の場面で、特定の人物を優先する機能を使いたい。
こうした不満があるなら、Mark IIの追加機能を確認する意味があります。一方、R8で撮れる写真や操作に困っていないなら、急いで買い替える必要はないと思います。レンズや撮影機会に予算を回すのも一つの選び方です。
EOS R6 Mark IIIまで比較したほうがいい人は?
R6 Mark IIIは、約3250万画素のセンサーや、CFexpress Type BとSDの2種類のカードを使う構成を備えています。写真を撮った後に一部分を切り出す使い方や、記録方法への要求がある方は、比較対象に入れてみてください。
ただ、旅行や日常の撮影が中心なら、上位機だからという理由だけで予算を広げる必要はありません。「切り出すと画素数が足りない」「仕事の記録を複数カードに残したい」など、必要な理由を言葉にしてから仕様を比べるほうが選びやすいと思います。
動画も、4K60pという表記だけで判断せず、撮影できる時間、記録形式、使う編集ソフトまで含めて検討したいところです。R8 Mark IIが4K60pに初めて対応した、というわけではありません。
出典:EOS R6 Mark IIIの公式仕様、EOS R6 Mark IIIの動画機能
購入前に確認しておきたいこと
キャッシュバックは自動的に適用される?
発売記念キャンペーンでは、EOS R8 Mark IIの対象商品について20,000円のキャッシュバックが案内されています。対象購入期間は2026年10月29日から2027年1月12日までで、9月18日から開始日までの予約分も対象とされています。
ただし、購入や製品登録だけで応募が完了するわけではありません。対象商品、応募期限、必要書類などは公式の応募方法で確認してください。会計時の値引きと混同せず、いったん支払う金額も考えておきたいですね。
40コマ/秒なら、どんな条件でも連写できる?
最高約40コマ/秒は電子シャッター使用時の値です。設定や撮影条件によって速度は変わるため、常に出る速度とは考えないほうが安心です。スポーツ撮影を主目的にするなら、撮りたい競技に近い条件での動作や、連写できる枚数も確認しましょう。
購入前に実機を確認する方法はある?
キヤノンは9月25日から順次、先行展示を行う店舗を案内しています。展示開始日や営業時間は店舗ごとに確認が必要ですが、重さやグリップ、操作部の位置が気になる方には参考になりそうです。
EOS R8 Mark IIの先行展示店舗を公式サイトで確認する
まとめ:撮りたい場面と、いまの不満から選びたい
EOS R8 Mark IIで気になるのは、画素数の大幅な増加ではなく、手ブレ補正やピント合わせの操作など、撮影を支える部分の変化です。
夕方の街並みを手持ちで撮りたい。家族を撮るときの操作を楽にしたい。そうした場面が思い浮かぶなら、新型を比較する理由があります。一方、軽さやレンズ込みの予算を大切にするなら、R8も含めて検討したいですね。
私としては、「新しいから買う」よりも、今のカメラで困っていることを一つ挙げて、それが解決しそうかを見る選び方をおすすめしたいです。発売後の実写レビューや店頭での感触も確認しながら、自分が持ち出したくなる一台を選んでみてください。
EOS R8 Mark IIの価格・商品構成を公式サイトで確認する
カメラ選びの基礎から見直すなら、スマホとデジカメのセンサーサイズの違いもあわせてどうぞ。


