こんにちは、なるりです。
イギリスのEU独立国民投票のショック以来、またまたドル円が100円を割ってくるような状況になりましたね。チャートを使って今後の値動きを考察してみたいとお思います。
チャートから今後の値動きの方向性を考察してみます
ドル円のチャートを見ていきます。上のチャートは、米ドル円の日足チャートです。8月16日時点のGMOクリック証券のプラチナチャートを参考にしています。
水平の抵抗線は1ドル100円を下支え
オレンジで引かれた水平線は何度か過去にロウソク足が支えられたポイントに成っています。
ここは100円よりも少し上のラインになっています。また、100円という数字は、キリがいい値になっているので多くの投資家が注目しているポイントです。
赤丸をつけたところ(8/16の足)では、一旦100円を切っていますが、オレンジのラインで反発しています。この事から考えると、オレンジのラインの位置で円を売る人(もしくは米ドルを買う人)が多いことが考えられますね。しかしながら、7月11日でオレンジのラインから反発した時に比べて直近(8/16)付近では反発が弱く徐々に、オレンジのラインの影響力が弱くなっているように感じられます。
しかしながら下降トレンドは継続中
一方、直近の数週間のローソク足を見ると下降トレンドが継続しています。7月25日以降を見ると、高値が切り下がり青で引いた斜線にロウソク足を抑えられながら価格が下落している状況になっています。このことからも、円を買う人(もしくは米ドルを売る人)の圧力が強い傾向が考えられます。
下支えと、高値の頭抑えの同時発生する三角持合いが形成中
オレンジのラインと青のラインを組み合わせて考えると、ちょうど三角形の形で交わります。ロウソク足もこの三角形を作るラインの内側に抑えられている状況です。このような状態を「三角持合い」と言います。
この状態では、値動きも小さくなっておりトレードにも向かない状態であり、三角形を形成するラインをさらに上に抜けるか、下に抜けるか分からない状態です。この状態でのトレードは見送りが安全です。そのため上に抜けるか、下に抜けるかを確認した後に取引するのが確実だと思います。
個人的には、さらにテクニカル指標のRCI(ムラサキの四角枠部分)を見ると、値下げの傾向が強く、オレンジのラインの抵抗が弱まって来たことを考慮すると下に抜ける可能性が高いのではないかなと考えています。
まとめ
日足のチャートを基に今後の値動きを予測してみました。しかし、現状では値が上がるか下がるかを決めるのは非常に難しい状態ですね。
今週は、チャートの他に海外ニュースなどにも目を向けて注意していきたいですね。