こんにちは、なるりです。
年末のバージョンアップには間に合いませんでしたが、TradePlan 1.2 の準備が整いましたので、今回のアップデート内容をまとめます。
TradePlan は、私自身がトレードを続ける中で感じていた、こんな小さなストレスを減らしたいという思いから作り始めました。
- 週末に分析した内容を、平日にうまく活かせない
- スマホにチャート画像は残っているのに、意図を忘れてしまう
- 振り返りたいときに、情報が分散している
今回の 1.2 アップデートも、その延長線上にあります。
TradePlan 1.2 のアップデート概要
今回のアップデートでは、次の3点を中心に改善を行いました。
- ウォッチリスト画面で、通貨ペアごとのメモ表示行数を調整可能
- 追加したチャート写真に、ラベルを設定できる機能
- メモとチャート写真をまとめて保存できる、エクスポート機能
どれも派手さはありませんが、「考えたことを、ちゃんと残す」ためには欠かせない部分だと考えています。
1. ウォッチリストの「メモ表示行数」を調整できるようにしました
トレードの分析メモは、人によって情報量がまったく違います。
私自身、「日足の環境」「4Hの形」「MAの状態」「気になる違和感」などをまとめて書くことが多く、ウォッチリスト上でメモが途中で切れてしまうことが気になっていました。
そこで、メモの表示行数をユーザー自身が調整できる仕様にしました。
表示行数の変更方法
- ウォッチリスト画面の右上メニューをタップ
- 設定(ギアアイコン)をタップ
- 「メモの表示行数」を + / - で調整
行数を増やせば、ウォッチリストを眺めるだけで「今どんな相場を見ているのか」を思い出せます。
逆に、通貨ペアを多く監視したい方は、行数を減らして一覧性を優先することもできます。
2. 追加したチャート写真に「ラベル」を付けられるようにしました
TradePlan では、通貨ペアごとに複数のチャート写真を保存できます。
ただ、以前のバージョンでは「あとから見たときに、どの時間足のチャートなのか分かりにくい」という課題がありました。
そこで 1.2 では、各写真にラベルを付けられる仕様を追加しました。
- 初期状態では、写真を追加した日時がラベルになります
- 写真編集画面から、自由にラベルを変更できます(例:月足 / 週足 など)
ラベルの変更方法
- 通貨ペアの「編集」画面を開く
- 下にスクロールして「写真」欄を表示
- 「写真編集」をタップ
- 各画像のラベルを編集(時間足などに変更)
これは、振り返りの精度を上げるための改善です。
「どの視点で、この判断をしたのか」が、後からでも分かるようになります。
3. メモと写真をまとめて保存できる「エクスポート機能」を追加しました
今回のアップデートで、個人的に最も重要だと考えているのがエクスポート機能です。
TradePlan に書いたメモや保存したチャートは、アプリの中だけに閉じてしまうと使い道が限定されてしまいます。
そこで、次の情報をまとめてフォルダとして書き出せるようにしました。
- 通貨ペアごとのメモ
- フェーズ情報
- 保存したチャート写真
エクスポートの手順
- ウォッチリスト画面の右上メニューをタップ
- 「エクスポート」をタップ
- 保存したい通貨ペアを複数選択
- 「保存先を選択して保存」を実行
- 保存先フォルダ(iPhone/iPad内 or iCloud Drive)を選択
保存先として iCloud Drive を選べば、PC からも同じデータにアクセスできます。
週末分析の整理や、振り返りの記録をPCで管理したい方には特に便利だと思います。
出力されるフォルダ構造
実際に書き出されたフォルダは、次のような構成になります。
- ログデータ(テキストファイル .txt):メモ欄の内容や更新日時、画像一覧など
- Images フォルダ:保存したチャート写真一式
この構成にしておくことで、「トレードの思考ログ」そのものを外に持ち出せる形になっています。
TradePlan は「考えるための余白」を作るアプリです
私は、「このアプリを使えば勝てる」とは思っていません。
ただ、
- 考えたことを残す
- 判断の理由を忘れない
- 振り返りやすい形で整理する
この環境があるかどうかで、トレードとの向き合い方は確実に変わると感じています。
TradePlan 1.2 は、そのための土台を、少しだけ強くしたアップデートです。
これからも、自分自身が使い続けたいと思える形で、少しずつ育てていくつもりです。
もし、あなたのトレードにも「記録」と「振り返り」を大切にしたい気持ちがあるなら、TradePlan を一度触ってみてもらえると嬉しいです。
現在アプリのバージョンアップの申請中ですので、Appleストアでのリリースを楽しみにしていただければと思います。
