お知らせ 相場分析

9月12日以降のドル円の向かう方向は「上がる?」「下がる?」

投稿日:

 

こんにちは、なるりです。

本日9月12日の東京株式市場では、日経平均は大幅反落しましたね。そして下げ幅も一時は364円となってしまいました。また、先週末には米国株が下落し、売りが優勢な展開になってきています。

「ふむふむ、事情は分かったけど、それでは今週来週は値は上がるのか、下がるのかどっち?」

これは市場のニュースだけでは専門家じゃない限り、判断するのは非常に大変なことですよね。そこでチャートを使ってこの先の値動きを分析してみます。

 

前回2016/08/26に引いたラインの上を抜けたけど…

下のチャートは、ドル円の日足となります。今日の為替は前回から(図の中の前回と書いているライン)2週間経ちました。

前回、8/26日にもドル円の方向性について記事を書いていますので参考にしてください。
FOMC議事録公表後のドル円の方向性はどう変わったのか?!

%e3%83%89%e3%83%ab%e5%86%86_20160912

100円付近の水平抵抗線は維持、三角持合いは一旦抜ける

前回(8月26日)のチャートと現在のチャートを比べると、100円付近の水平抵抗線はまだ残っています。その一方で、緑色で引いた斜め線は上値を抜けています。

つまりこの付近では、買いの圧力が強い時であることが読み取れます。この時、RCIを見ても上昇の形になっており、ローソク足の方向と合っているのでこのタイミングでは買いのエントリーもできそうでした。

 

上値は移動平均線75MAで頭を抑えられ、21MAで下値を支えられる

その後いったん上昇トレンドになるのかと思われましたが、下向きの移動平均線75MA(ピンク)に頭を押さえられ、前回の高値更新ができませんでした。ただし、一気に下降するかと言えばそうではないですね。

やや上向きの移動平均線21MA(黒:ボリンジャーバンドの真ん中)で下値を抑えられ、典型的な上昇トレンド形成の形にはなっていません。

また、RCIの3本ともにバラバラの向きを表しているため、値動きの強い方向性は感じれません。投資家の心理状況としてまだロングとショートに迷いがあるように感じられます。

 

今のドル円はまだ、じっくり待つスタンスがおすすめ

以上のチャート分析から考えると、ドル円ではまだ積極的にトレードできるタイミングじゃないと私は考えます。狙うタイミングとしては、「75MAを抜けるか、頭を抑えられるか」と、「21MAで反発するか、下抜けするか」といったタイミングを確認してからがリスクが少なさそうです。

 

まとめ

チャート分析によって値動きを今回予想してみましたが、もちろん政治的なニュースも忘れずウォッチをしていきましょう。北朝鮮の核実験や早期利上げ観測など、まだまだ値動きに左右されそうな出来事も沢山あります。そのため、焦らず方向性を見極めてゆったりとした気持ちでトレードしていきましょう。

 

 




-お知らせ, 相場分析
-,

Copyright© 探求心.COM , 2024 All Rights Reserved.